乳がんとの闘い

乳房再建手術とそれにかかる費用は

乳がんになったというだけでも精神的に参ってしまうというのに、無事に手術を終えたと思えば乳房が変形している、または無くなってしまっているとなれば、その苦痛は計り知れないものがあります。しかし、そのような女性のために乳房再建手術があります。 乳房再建手術は、乳がん治療を行った際に「変形してしまった」「無くなってしまった」乳房を再生することを目的としています。乳房というのは女性特有のもので、女性らしさを表す大事な器官です。女性のプライドといっても過言ではないでしょう。 乳房再建手術を行う際にかかる費用は手術の内容や方法によって変わってきます。自家組織による乳房再建手術の場合はおおよそ30万円〜60万円、ティッシュエキスパンダーとブレストインプラントを利用した再建手術(乳房を全摘術した場合)の場合はおおよそ10万円〜30万円の費用となります。

健康保険適用範囲が広がっています

これまでは、自家組織による乳房再建手術にしか健康保険が適用されませんでした。「自家組織による」とは、自身の体の一部を利用して、乳房を再建することを言います。体の中に人工的なものを入れるのには抵抗がある、という方にはおすすめされる方法です。自然な形や柔らかさといったメリットがある反面、切り取った部分には跡が残ってしまうというデメリットがあります。 乳房を全摘出した方に限りますが、2013年からはティッシュエキスパンダーとラウンド型のブレストインプラントが健康保険適用になりました。また、2014年にはアナトミカル型のブレストインプラントが適用になりました。ティッシュエキスパンダーとは胸の皮膚と筋肉を伸ばすためのもの、ブレストインプラントとはシリコン製の人工乳房のことを指します。 このように、女性の尊厳を守るため、医療技術は日々進歩を続けています。最新の医療技術が女性をしっかりと守ってくれますので、万が一乳がんが見つかったとしても落ち込む必要はありません。